古代ギリシアのスポーツ
古代ギリシアでは、オリンピアの競技大会は宗教と密接に結びついていました。
大会の起源を、人間でありながら身体的特性ゆえに神となったヘラクレスに帰すという考え方は、競技参加者たちが、大会での自らの偉業を通して生身の体のまま神的な力を示したことを物語っています。
《詩的であるという点を考慮に入れて言えば、勝利者を祝福するピンダロスの頒歌は、こうした視点を実によく表わしている。
理想的な陸上競技者のプロフィールは時代によって異なるが、望ましい美徳は、ギリシア都市がその安定さを確かなものとするため、市民たちに何を求めたかを明澄に反映しているのである。
まさにそれは、完壁さであり、身体的な美しさであり、競争精神であり、口にこそ出さないが確固とした気概であり、勝利への熱情だった》。
・・・オリンピア競技大会は、ピンダロスやパウサニアスと同じく、その起源をヘラクレスに帰すリュシアス〔紀元前440年頃~380年頃。アテナイを代表する雄弁家の一人〕が強調する通り・・・
ギリシアの一体観を促しました。