色名の表現法 10

結果として、私たちはひとつの色について無数の呼び方に遭遇することになってしまったわけです。


しかし、まったく異質な文化から生まれた外国語の色名を借用するには、やはり相応の知識や慎重さが必要でしょう。


パーリンとケイは、各種言語の基本色彩語の範囲を、系統的に選ばれた329色の色彩表を使って比較しています。


色名を相互に翻訳することができるとすれば、同じ種類の色名が、それぞれ同じ範囲の色を代表していなくてはなりません。


基本色名で呼ばれる色の範囲でさえも、それぞれの言語によってかなり相違があるということがわかります。


基本色名の数が違う言語では、同じ種類の色名でも色の範囲は当然変わります。


基本色名の数が少ない言語では、当然、豊富な基本色名をもつ言語よりも、ひとつの色名で表わされる色の範囲は広くなるはずです。

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